東京と大阪にて「建築家の椅子展with屋久島地杉」をpivotoで企画、開催しました。
素材はチャネルオリジナルの屋久島地杉合板を用いて作っております。

デザイン:岸研一  (岸研一建築設計事務所)

コンセプト

椅子は人体に直接触れる為、家具の中でも最も 人間に身近な存在である。
平らな合板のみを使用して、曲げやプレス加工 をせず、丸みを帯びた人体に馴染むよう、
出来るだけ少ないパーツで安定感があり、柔らかい形が出来ないかを考えた。
座面は4つのパーツて構成され、角度を付けて接合することで、体に当たる部分(=支えられる部分)を増やした。
円弧にカットされたエッジラインが流線型に繋がり、柔らかいラインを出し、
背板で繋かがった 2 枚のくさび形の脚が、ハの字型に座面と接合し、後ろにかかる荷重をしっかりと支えている。
全体的に末広がりのフォルムを構成し、安定した存在感のある形の椅子である。
疲れた体をしっかりと受け止め、 癒しと安らぎを与え、永く座りつつけてほしい。

Material:屋久島地杉/ Japanese cypress

INFO

USE :

Chair

SIZE :

W600 d540 h566 sh320 (mm)

YEAR :

2019

PHOTO :

Yasutake Kondo